「チーズはどこへ消えた?」
以前から装丁が気になっていた本であった。Kindle Unlimitedの対象になっていたので感想を記録する。
ハイライト
前書きにも記載があるが、ざっくりと内容をまとめると、
①「チーズはどこへ消えた?」という小話を同窓会で披露するパート
②「チーズはどこへ消えた?」という小話
③後日同窓会のメンバーで集まって小話について何を考えたのか話し合うパート
の三つで構成されている。
この小話のチーズは人生において大切にしているもの、求めているものの比喩である。
迷路の中でチーズを探す2人の小人と2匹のネズミがキャラクターとして登場する。
ある日、迷路で発見したチーズがなくなってしまった。
その状況にそれぞれのキャラクターがどう振る舞ったのか、日々の変化に対してどう臨むべきか学ぶことが出来る。
どんな時に読むとよいか
自分はこのままでいいのかともどかしい時。
進学や就職・退職、結婚・離婚、子供の誕生など生活環境が変わった時、変わろうとしている時にためらいを感じた時。
現状維持バイアスを認識した時。
自分の身の回りが変化しなくても世の中は変化していく。
変化に気がついた時についていくのか、変化に対して恐怖を抱いてそのまま居続けるのか。
後日談で語られたように何も新しい物事や局面に対してだけではなく、既に出来上がっている人間関係に対してもどういう姿勢で臨むのかは自分で選択出来る。
急にメンタル面を変えることは難しい。まずは小さな行動から一歩ずつ変えていこう。
そう思わせてくれた。